ゆかりの品を深読み!

ミニエー( じゅう )

大村益次郎が軍制改革として導入に力を入れ、井上馨( いのうえかおる ) 伊藤博文( いとうひろぶみ ) が長崎に( おもむ ) き、薩摩藩( さつまはん ) の協力を得て、イギリス商人グラバーから購入したものだよ。

価格や性能は?

ミニエー銃は、それまでのゲベール銃に比べて3倍以上の値段がしたよ。でも、射程距離や命中精度が飛躍的に向上し、衝撃力( しょうげきりょく ) も大きかったんだ。この違いについて、長州藩( ちょうしゅうはん ) と戦った福山藩( ふくやまはん ) (幕府方)の兵士が話しているよ。「長州軍は四、五 ちょう (440mから550m)の川を( へだ ) てて( ) つけれども、全てミニエー銃のため、敵の弾は( するど ) く飛んでくるが、我々(福山藩)の弾はなかなか届かない。」

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